リライトとは?ブログ記事をSEOで上位表示する方法

リライトとは、平たく言えば「書き直し」のことです。

ブログ記事は、最初に記事を公開した後に一切手を入れないということはまずありません。

誤字脱字リンク切れはもちろんのこと、内容の大幅な変更まで、様々なリライトがあります。

いざ実際にリライトを行うとなると、そもそもどの記事から手を付けるべきか迷ったり、どのように加筆・修正すればもっと上位に表示されるようになるのかも答えがないですよね。

リライトができないと、ブログ記事の上位表示は難しいことはもとより、成果の発生にも影響します。

一言でリライトといっても、記事の成長段階によって優先するべき内容は異なってきます。そのあたりについても触れつつ効果的なリライト方法を解説します。

このページの内容(目次)

リライトとは

リライトとは、一度公開したページを修正または加筆すること、です。

既存記事を加筆修正することによって、ユーザーのニーズにより応えられるように改善していく施策です。

実際に作業を進めていく際には、以下の3パターンがあります。

全面修正跡形も残らないレベルのリライト
部分修正特定の箇所を改善する
微調整誤字脱字などの解消、装飾の調整など

出版物の場合、リライトというのは改訂に当たります。印刷時のロット単位でしか改訂することはできないため、出版物はなるべく改訂されないようにするメディアです。

対してブログはリライトが前提になっており、初稿からいきなり完成でページの修正が不要ということはまずありません。時間の経過によって内容が古くなったり、作成者の知識や経験が更新されるためです。

リライトの効果

リライトにより、ユーザーニーズにより応えることができるようになったコンテンツでは次の効果を得られます。

SEO効果自然検索での流入が増加する
成果改善効果商品がより多く売れるようになる
回遊効果直帰率や離脱率が減少し、他の記事が読まれやすくなる

リライトの目的は、リライトで得られる効果そのものです。

記事の公開時期とリライト(タイミング)

リライトはいつ行うべきでしょうか。公開時期別に解説します。

立ち上げから半年以内のサイトはリライトよりも記事の追加に注力すればOK

ブログを立ち上げてから半年以下の時期は、各記事は検索順位が安定しません。

Googleによるサイト(ドメイン)の評価が定まっていない時期だからです。

デイリーでかなり順位が上下動するキーワードが多いこの時期に、下手に内容の修正をしていってもあまり効果を得られることはできません。

立ち上げ直後のサイトは新しい記事をサイトに追加することに集中すべきです。

目安として、カテゴリが大まかに確定し、メニューの構成が概ね固まったあたりです(50記事前後になることが多いです)。

ページの公開から順位が落ち着くまではリライト不要

サイトの評価がすぐには定まらないのと同様に、ページ自体もすぐには評価が決まりません。

ページの順位が安定するまでは、記事の公開から早くても1か月程度、遅ければ3か月程度の時間がかかります。

順位が動いている最中にリライトを行うと順位の変動時期が長くなるだけなので、上下動が落ち着くまではリライトは不要です。

順位の落ち着いたページをリライトすべきか確認す

1か月以上経過し、順位が安定してきた時点でページをリライトするべきかどうかを決定します。

対象記事をどのように決めるべきかを次に解説します。

リライト対象記事の選び方

リライトを行う対象記事は、有効なアクセス数が増える可能性が高い記事です。

サーチコンソールとGoogleアナリティクスを使用し対象記事を絞り込みます。

リライトすべき記事
  • 検索順位が高いのに、クリック率が低い記事
  • 検索順位が低く、表示回数が多い記事
  • 検索順位が低いのに、クリック数がそこそこある記事
  • クリック率が高いのに、直帰率も高い記事

上記の「高い」とみなす基準ですが、サイトによって出てくる数値が違ってくるので、具体的な数字を決めることは難しいのですが、参考程度に私の場合は下記を基準にしています。

高い低い
検索順位20位以内50位以下
クリック率8%以上2%以下
表示回数平均×2以上平均÷2以下
クリック数平均×2以上平均÷2以下
直帰率80%以上50%以下

上記は、自分のサイトに合わせて判断が必要です。特に表示回数・クリック数などは、検索ボリュームによって変化するので、割と「肌感」になります。

検索順位が高いのに、クリック率が低い記事

検索順位がそこそこ高いにもかかわらず、クリック率だけ低い、という記事は内容はいいのに検索時に表示されるタイトル・descriptionに魅力を感じないので、クリック率が低くなっている状態です。

従って、リライト内容は、タイトルタグやdescriptionを「記事の内容を踏襲しつつ、魅力的な表現に変更する」になります。

「書く」という作業量は少ないので、比較的短時間で完了できるため、優先的に取り組むと良いでしょう。

ただし、タイトルタグを魅力的にしようとするあまり、記事内容とかけ離れたタイトルやdescriptionを作ってしまわないよう注意してください。

検索順位が低く、表示回数が多い記事

表示回数が多いのに検索順位が低い記事は重点的にリライトを進めていくべき記事です。

表示回数が多いということは、順位が上がれば流入が増えてくるため、上位表示時の効果が大きいためです。

こういった記事が集客するキーワードは検索ボリュームが高くなる傾向があります。

順位が低い理由は、シンプルに言えば上位サイトに負けている点があるためです。

よって、まず上位サイトをチェックし、上位サイトが掲載しているのに自サイトでは掲載していない内容を網羅することから始めましょう。

内容が大幅に追加になるため、場合によっては記事構成の見直しが必要になります。

検索順位が低いのに、クリック数が比較的多い記事

検索順位が低いにもかかわらず、クリック数多い記事は、上位記事だけでは満足できなかったり、複数の意見を知りたいテーマである可能性が高いです。

わざわざ低い順位のサイトも見て回っているため、悩み系のキーワードで起こりがちで、きちんと課題を解決できる記事に仕上がっていれば集客だけでなく収益も期待できます。

リライトの難易度が高く、記事構成(説明順)・記事内容共に修正を行う必要があります。

リライト後に順位の低下が発生しやすい記事なので、一度に大きく修正せず、最初は読みやすさを高めて直帰を減らすことを意識しつつ、徐々に内容も修正していく育成型のリライトがおすすめです。

クリック率が高いが直帰率も高い記事

クリック率が一定以上ではあるものの、直帰率も高いという記事は情報系のページに多く見られます。

誤解のないようにしておきたいポイントとして、直帰というのはアナリティクスではランディングしたページ以外を見なかった状態というだけで、記事を読んだ結果、課題が解決できたからサイトを離脱した、というものも含まれます。

ランディング記事から次の記事に遷移しないと、何秒読んでいたかを記録できないため、滞在時間が短くなること自体は問題ではありません。

むしろ、気にするべき点としては、本来の役割は内部リンクによって他の記事への誘導を目的にしていたはずがその役割を果たせていない点です。

リライトの仕方としては、記事の扱う課題の解決だけでなく、新たな課題や関連する課題の発見・気づきを促し、それを解決できる記事を提示して内部の回遊性を高めるようにします。

リライト時に見るべき指標

リライト自体は検索順位を改善するのが一番の目的になるので、どうしても検索順位だけをみてしまいがちです。

ただ、検索順位は「結果」であって、「原因」ではありません。検索結果に至る原因になる指標を見ることが重要です。

リライト時に見るべき指標
  • 直帰率
  • 滞在時間
  • 検索結果でのクリック率
  • 成果発生数

検索順位はサイト全体のパフォーマンスの影響を受けることが多く、単体記事だけで改善ができるとは限りません。

現在のSEOはユーザーの行動が改善されると順位も上がる傾向があります。

そのため、リライトを行う際に見ておく指標としては、ユーザーの行動がどのくらい改善できたか、を見ていくべきです。

仮説設定をし、効果検証を必ずする(PDCA)

リライトを行う際は、現在の記事の問題点を明確にし、この部分を直せば改善できるはず、という仮説を設定した上で、実際にそうできたかを検証するようにしましょう。

この記事は順位がそこそこ高い割にクリック率が低い(現在の問題点)、記事のタイトルが魅力的ではないのではないか(仮説)、よって、記事タイトルに現在含まれていないこの内容を含めてより魅力的な記事にする、といった具合です。

実際に修正を行ったら指標となる数値を追いかけて指標自体が改善されたか確認するようにしましょう。

リライトの種類と修正方法

対象記事の選定ができたら実際の修正作業に入ります。

検索結果のクリック率を高めるリライト

検索順位がある程度高いのにクリック率が低いとなると、機会損失が発生しているため、訪問される確率を最大化する施策です。

参考:SEOに強いタイトルタグのつけ方【クリックされやすくするコツ】

直帰率を減らし、滞在時間を増やすリライト

せっかくサイトに訪問したのに、他のサイトに回遊しないのはもったいないですよね。

訪問者が1ページだけ見て離脱してしまう原因様々ですが、大体以下のものになります。

  • 疑問が解消されたから離脱する場合
  • 求めていたものと違うページだと気づく場合
  • 読みづらく感じてしまう場合

直帰率を減らす方法として次のようなものがあります。

  • 記事の書き出し(リード文)の修正
  • アイキャッチ画像を「このページに求めていた答えがある」と想像できるようにする
  • 他の課題も提示し、そちらにも興味を持ってもらえるようにする(内部リンクを貼る)

内部リンクを増やすリライト

ブログの記事数が30記事を超えるあたりから、本来内部リンクを貼れるはずなのに書いたことを忘れてしまい、内部リンクをつけずに説明を終えてしまう、といったことが出てきます。

自分で書いたのにそんな簡単に忘れるわけがない、と思うかもしれませんが、専業でブログを作っていない場合は実際におこりがちです。

リンクを貼れそうな箇所があれば積極的に内部リンクをつけていきましょう。

読みやすさを高めるリライト(記事装飾)

内容は一切変えずに装飾を見直す修正を行うリライトです。

リスクが低く、完成度が高まり、直帰を減らせる可能性が高いのでお勧めです。

目安としてスマホで見た時に画面が文字だけで完全に埋まっている個所が出てきたら何らかの装飾を行うと良いです。

  • ユーザーに特に注意深く見てほしいところに太字・マーカー・赤文字などを設定する
  • 並列関係の内容を並べているところはリストにする
  • 順番の関係がある文章は順番リストにするか、ステップ装飾を行う
  • 2軸で比較した方が理解しやすそうなところはテーブルにする
  • h2タイトルの直後に図解やイメージ写真を挟む

公開時に後回しにしていた内容を追記するリライト

初稿の記事を公開する際に、どうしても書ききれないことってあると思います。

  • エビデンス(根拠)を入れたいが、資料が見つからなかった
  • 実績を含めたいがまだその実績がなかった
  • あえて説明内容を絞っていた

記事作成時には書けなかった・書かなかったことでも今ならかけるようになったということがあったら追記しましょう。

リライトを行う際に使えるツール

リライトを行う際に使うツールとしては主に下記の3種類のツールを使用します。

サーチコンソールでクリック率を把握する

サーチコンソールでは、以下を把握することができます。

  • 検索順位
  • 表示回数
  • クリック率・クリック数
  • ページ毎の対応キーワード

サーチコンソールで大まかにリライト対象の記事を決めることができます。

アナリティクスで行動を把握する

訪問後のユーザーの行動を把握するためにアナリティクスを利用します。

アナリティクスには様々な分析項目がありますが、リライト時に特に意識してみるべきは、

  • 直帰率
  • 滞在時間

の2つです。

コンテンツへの満足度を推し量ることができます。

ヒートマップでどこまで読まれているのか確認する

アクセス数がある程度あるブログならヒートマップを導入すると、ユーザーがページのどのあたりまで読んだかわかるようになります。

冒頭部分で大半のユーザーが閲覧をやめているなら内容的にイマイチということになります。

まとめ

ブログのリライト作業は必ず発生しますので、リライトスキルを身に着けておくとSEO対策で上位表示が可能になります。

誤った修正をすると、逆に順位を下げる可能性が出てきますので、慎重に進めていきましょう。

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