検索ボリュームの調べ方・ツールとキーワード選定方法

ブログの記事を書く際は、キーワードを選んで書いていきます。

キーワードを選ぶ際、「検索ボリュームが多いものを選びましょう」といったことを聞いたことがある方も多いでしょう。

しかし、実際のところ、検索ボリュームってどうやって調べたらいいのかや、調べたまではいいが、どう使ったら(判断したら)いいのかわからない、ということをよく耳にします。

そこで、今回は検索ボリュームの調べ方から、キーワード選定にどう活かしていけばいいのかまで解説します。

これができるようになると、優先的に書いていくべき記事がわかり、アクセスアップを図る際に効果のある記事から順に書いていけるようになります。

戦略的にアクセスを増やしていきましょう。

このページの内容(目次)

検索ボリュームとは?

検索ボリュームとは、Google や Yahoo といった検索エンジンで、キーワードが検索された回数のことです。

検索ボリュームは、キーワードに対するニーズ・市場の大きさそのものを指します。

集客を増やす際の指標として用いられ、一般的には1か月単位で判断します。月によって日数や季節要因で検索回数が変わるため「平均値」が用いられます。

なぜ検索ボリュームを知る必要があるのか

検索からのブログへの訪問数は次の公式で表せます。

訪問数 = 検索ボリューム × 検索結果画面でのクリック率

例えば月間 10,000 回検索されるキーワードがあったとして、検索結果画面で自分のサイトのクリック率が10%なら、1,000 回の訪問が見込めます。

このような形で数値化できるため、意思決定に使うことができます

  • 記事作成時の優先度を決めるのに使う
  • アクセス数の見込みを計算するのに使う

どちらも「上位表示ができた場合」という前提はつきます。

ブログを運営していく中でやらないことを決めるということは重要です。このキーワードで上位表示してもそれほどアクセス数が増えない、というキーワードは除外することができるようにもなります。

検索ボリュームの調査で重要なのは規模感を知ること

検索ボリュームを見る時に、実数で把握する必要があるのか、といわれるとそこまで重要でもありません。

検索ボリュームが、120回のキーワードと200回のキーワードで、何か対策が変わるのか、といわれたら、多分同じ対策を行うでしょう。

また、検索ボリュームは「平均」です。毎月の平均値であるので、調べた通りの回数になるか、といわれればNOです。

むしろ、重要なのは検索ボリュームの規模感です。概ね5段階くらいで把握できればOKです。

多い10000回以上
多め1000~10000回
普通100~1000回
少なめ10~100回以下
少ない10回以下

いつ検索ボリュームは調査すべき?

検索ボリュームを調査するのは大きく下記のタイミングです。

  • 設計時(コンテンツを絞り込むのに使用)
  • 個別記事の作成時・リライト時(確認のため)

ブログの設計時には、

  1. メインテーマを決める
  2. ターゲットユーザーを決める
  3. ターゲットが使いそうなキーワードを決める
  4. そのキーワードの検索ボリュームを調べる
  5. 難易度を加味し、最終的な目標キーワードを決める
  6. 目標キーワード(複数になることもある)で上位表示するのに必要な記事のリストを作成する

といったことを行います。検索ボリュームが多いキーワードは競合が増えますのでその分難易度が上がる傾向があります。どのあたりを目指すのかも含めて判断していく上で、検索ボリュームは重要です。

また、個別記事の作成の際には単純に検索ボリュームの多いものを優先的に取り組むなど、優先度を決めます。

検索ボリュームの調査方法

検索ボリュームを調べるには、ツールを使用します。大きく分けると二つの方法で調べることができます。

  • 複数のキーワードの検索ボリュームを一気に調べたい場合 → キーワードプランナー
  • 一つのキーワードの検索ボリュームを個別に調べたい場合 → ウーバーサジェスト

複数のキーワードの検索ボリュームを一気に調べたい場合

複数のキーワードをまとめて調べるのは主にサイトの設計時です。

調べるキーワード数が数百から数千になることもあるため、手動で1件1件調べていては効率が悪いです。

複数のキーワードの検索ボリュームを一気に調べるのに適しているのはGoogleのキーワードプランナーです。

キーワードの抽出部分から含めて調査手順を解説します。

STEP
メインになる代表ワードを一つ決める

サイトの主要テーマからシングルワードを一つ決めます。

特化ブログを作るなら1つだけに絞ることができますし、当サイトで推奨しているテーマブログなら複数の代表的なキーワードが出てくるはずです。

当サイトの場合なら「ブログ」「WordPress」「アフィリエイト」「SEO」あたりが代表ワードになります。

STEP
代表ワードのサジェストを抽出する

代表ワードが決まったらラッコキーワード(旧:関連キーワード取得ツール)を使ってサジェストリストを作ります。

代表ワードを検索窓に入力して検索を実行します。

ラッコキーワードに代表ワードを入力して検索

出力されたキーワードをざっと眺めたあと、全件をコピーします。重複を除外してクリップボードにコピーできる機能があるのでそのボタンを押します。

全キーワードをクリップボードにコピーします(重複除外機能付き)
STEP
キーワードプランナーに登録
Google広告に登録する

キーワードプランナーとは、Googleのアドワーズ広告の広告主向けのツールで、月間のキーワードボリュームの予測値や過去の平均検索ボリュームを提示し、入札の意思決定に利用するためのツールです。

本来は広告を出す人向けのツールですが、広告を出さなくても無料で使用することができます(ユーザー登録が必要)。

Google広告にユーザー登録する(登録画面に移動します)

STEP
広告をすべて停止
広告を停止

課金せず(広告を出さずに)使うため、Google広告に登録が完了したら念のため広告を全て停止しておきましょう(削除しても構いません)。

STEP
キーワードプランナーに移動

キーワードプランナーは右上のツールの中にあります。

STEP
検索ボリュームを選択
検索のボリュームと予測データを確認するをクリック

キーワードプランナーは大きく分けるとキーワードを発見する機能とキーワードの検索ボリュームを調査する機能に分かれています。

右側の「検索のボリュームと予測のデータを確認する」の方をクリックします。

STEP
コピーしたキーワードを貼り付ける
入力欄にキーワードを入力

STEP2でコピーした全キーワードを貼り付けます。500~1000行程度になるはずですが構いません。

キーワードを入力(かなりの行数になります)

<開始する>ボタンを押します。

エラーがあります、と表示される場合があります。その場合はそのキーワードを削除するリンクをクリックし、再度<開始する>ボタンを押してください。

STEP
過去の指標データをダウンロード

画面が遷移したらダウンロードボタンからCSVファイルをダウンロードします。

STEP
ダウンロードしたCSVファイルをエクセルで開く

ダウンロードしたCSVファイルは文字コードはUTFですがBOM付きなのでエクセルでそのまま開けます。

そのままExcelで開くことができるが、フォーマットが微妙・・

ただ、かなり特殊なフォーマットなので、少し成形が必要です。

  • 1行目・2行目・4行目・5行目を削除
  • B列・C列・E列以降の右側の列も削除(A列・D列以外削除)
CSVファイルの成形後

これで見れる状態になりました。

ただ、この状態では、ほぼすべての数字が50・500・5000のようになっています。

画面に表示されたもので置き換えると以下のようになります。

CSVでの表記画面での表示
5010~100
500100~1000
50001000~1万
500001万~10万
50000010万~100万

ソートなどがしやすいよう、数値で表すために、ちょうど間の数字を入れてくれているんですね。

上記の手順でキーワードの検索ボリュームを調べるところまでできました。あとはサイト設計の手順に沿って進めていくとサイトの設計が完了します。

一つのキーワードの検索ボリュームを個別に調べたい場合

単一のキーワードの検索ボリュームを個別に調べる場合は、ウーバーサジェスト(Ubersuggest)を使用します。

Google キーワードプランナーは広告を使わないと実数を得ることができませんが、無料で利用する場合でも実数の検索ボリュームまで出すことができます(ただし、1日当たりの3回までです)。

STEP
サービスサイトにアクセスし、キーワードを入力
キーワードかドメインを入力と書かれているところにキーワードを入力
キーワードかドメインを入力と書かれているところにキーワードを入力

ウーバーサジェストにアクセスし、キーワードを入力します。

STEP
検索ボリュームが表示される
検索ボリュームの実数が表示されます。

検索を行うと検索ボリュームが表示されます。

検索ボリュームで意思決定をする際の注意点

検索ボリュームがわかると、優先度の決定ややらないことの決定の判断基準になったり、見込み流入数を見積もることができて便利です。

ただし、検索ボリュームの数字はあくまで判断基準の情報の一つであって、絶対的なものではありません。

検索ボリュームは「当社調べ」

Googleであっても、完全に正確な検索ボリュームを出せるわけではありません。

Baidu・Bingをはじめ、Google以外の検索エンジンも存在するためです。よって、検索ボリュームとは正確な数値ではなく、あくまで「当社調べ」の数値です。

検索エンジンのシェア率を考えればGoogleでの検索ボリュームを正確な検索ボリュームとみなしても構わない気もしますが、事実としてネットで検索されたすべての検索ボリュームでないことは確かです。

検索ボリュームは「平均値」

検索ボリュームは過去1年間くらいの平均値であることが多いです。このため、季節要因が加味されていなかったり、急に検索需要が増えるなど、予測値としての精度は高いとは言えません。

実際、私が運用しているサイトの中には、検索ボリュームが月100回未満のキーワードでも、日に10回以上検索されて、流入数自体も検索ボリュームを超えているキーワードはいくらでもあります(検索ボリュームが小さい数字ほど超える傾向があるように感じます)。

予測値として使う場合も十分に注意しましょう。

検索ボリュームとCVRは別問題

検索ボリュームがいかに少ないキーワードであっても、集客できさえすれば高確率で成果につながるキーワードもあります。

こういったキーワードは3語以上の組み合わせワードに多くなる傾向があります。

検索ボリュームだけを見て「やる」か「やらない」かを決めてしまうと結果的に損をする場合もあるので、キーワード一つ一つを吟味して、取り組むべきかどうかの判断をしていく必要があります。

検索ボリュームごとの対策・キーワード選定での活用

検索ボリュームの活用方法について、ボリューム毎の対応方法を紹介します。

100回未満のキーワードは基本、対策が不要です

検索ボリュームが100回未満のキーワードの特徴として、3語以上の複合ワードが中心で、かつ守備範囲がかなり限定的なキーワードに多くなりがちです。

仮に記事を作成するとなったら1問1答くらいの内容でかなり短文で終わってしまうはずです。

そういった記事は上位表示は比較的簡単にできますが、その分集客効果が低く、場合によっては、全く集客につながらないこともあるので基本的には対策不要です。

ただし、収益につながる可能性がある、という「金のにおい」がするワードなら積極的に記事を書くことをお勧めします。競合が少ないので1記事書けば確実に上位に表示できるでしょう。

100~1000回のキーワードは1記事で上位を狙える「ねらい目」キーワード

検索ボリュームが100~1000回くらいのキーワードの特徴は、2~3語のワードが中心で、各ワードは一般ワードの組み合わせで守備範囲もそこそこ広めになるワードが中心です。

この規模感のキーワードをラッコキーワードでサジェストを確認してみると、あまり関連するワードが出てきません(10個以下など)。

つまり、キーワードの検索意図がかなり絞り込めている状態なので記事が書きやすく、1記事だけでもしっかり書けば単体記事で上位を狙えるキーワードです。

記事作成時のキーワード選定にあたっては、検索ボリュームが100~1000回程度で、なおかつ成約の可能性を感じるキーワードを選択するのがベストです。

1000~1万回以上のキーワードは「単ページ不可」

月間の検索回数が1000~1万回以上のキーワードはシングルワードやビッグワードがほとんどです。

このキーワード自体をラッコキーワードで調べるとサジェストが50個以上でてくるはずです。

そういったキーワードは1ページ作っただけで上位表示を実現するのはまず不可能だと考えてください。

対策として、複数のページを作成します。

まず最終的に集客を集めたいページをまとめ記事として作成し、そのページから細かいテーマを扱うページに導線を貼るピラミッド構造を作っていきます。

WordPressのカテゴリやタグといった標準機能だけでは十分なまとめ記事にならないことが多いので個別の投稿記事などを使って作成することが多いです。

まとめ

  • 検索ボリュームとは、GoogleやYahooで検索された回数のこと(1か月単位)
  • 検索ボリュームは意思決定時に役立つことが多いため重要
  • 検索ボリュームで実数を追いかける必要は特になし、大まかな検索規模がわかれば十分
  • 検索ボリュームはサイトの立ち上げのタイミングで多く利用される。
  • 大量のキーワードの検索ボリュームを調べる時はキーワードプランナーを利用する
  • 個別のキーワードの検索ボリュームを調べるときはウーバーサジェストを使うと良い
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