ブログの競合分析をサイト設計に活かす方法【競合記事から目標ワードを抽出】

ブログを始めてみたけど、競合対策ってどうやったらいいんだろう・・

ライバルサイトに追い付きたいけど具体的な方法がわからない

こんな悩みを解消します。

ブログで収益を得るには、競合に勝つ必要があります。

特にSEOで上位表示ができないと、全体の母数であるアクセスが稼げないため、収益が上がってきません。

競合に勝つためにはまずライバルのことを知ること、ということで、様々なツールを使って調査を行いますよね。

ただ、競合の「状態」は各種ツールで得ることはできますが、情報を得れるだけで、具体的な「施策」への落とし込みは難しくないですか?

そこで、このページでは、施策に落とし込める競合対策のやり方を紹介します。具体的な打ち手がきっと見えてくるはずです。

このページの内容(目次)

競合の「現状分析」をやってみても、施策は出てこない

競合分析というと、様々な方法がありますが、一般的な方法としては、

  • ビジネス視点(何の課題を解消するサイトなのか)
  • サイト視点(その表現方法)

を調べ、とりわけサイト視点での分析には下記のようなものがあります。

サイト単位の分析
  • 競合サイトのアクセス数や集客に使っているキーワード(シミラーウェブ)
  • インデックス数・更新頻度(siteコマンド)
  • コンテンツ内容(目視やintitleコマンド)
  • ドメインパワーや被リンク数(mozや被リンク調査ツール)
ページ単位の分析
  • タイトルタグ・description
  • 見出し
  • 文章の内容
  • 文字数

上記のような「現状分析」を行ったとしても、「情報としては得られたが、施策にまで落とし込めるものはなかった」という結論に陥るケースは少なくありません。

例えば競合のドメインオーソリティが「20」で、自サイトが「10」だったことがわかった時、何ができるでしょうか。負けてることはわかっても、どうやったら勝てるのかこの情報だけで見出すのはかなり困難ではないかと思います。

せっかく何らかの分析をせっかく行うなら、改善するための施策に落とし込みたいですよね。

ですので、特にツールを使った「現状分析」は時間をかけずにサクッと見て終わらせてしまう方が良いと個人的には思います(反論は多々あると思いますが)。

競合の「コンテンツ分析」は施策に落とし込みやすい

コンテンツ分析とは、どんなページを作っているのか、どんなコンテンツを用意しているのか、を調べ、自サイトと比較することです。

つまり、

  • 競合が作っていて自サイトが作ってない記事が見つかった → 自サイトも作ればいい
  • 競合も自サイトも作っている記事が見つかった → 比較して勝てる内容にすればいい

といった形なら施策まで落とし込むのも簡単です。

競合「は」作っている記事テーマは自サイトにもあるべき(網羅性)

ブログ記事はキーワードをベースに作成しますが、競合が作成している記事が自サイトに存在しないというのは単純に負けた状態を意味します。

一つのテーマにおいて、あらゆる角度からコンテンツを網羅していることはSEOにとっても重要です。

競合の作成しているコンテンツをリストアップし、自サイトにない記事があるのであれば作成するようにしましょう。

競合「も」作っている記事テーマは比較するべき(専門性)

自サイトで作成している記事で、同じテーマの記事が競合にあるなら、比較したうえで自サイトの記事の方が優れた状態にしましょう。

競合記事がAについて書いていて、自サイトの記事がAについて書いていないのであれば書き足すようにします。

記事単位での網羅性を高めると同時に、競合が書いていない・あるいは書けなかったことがあれば書くようにして専門性をさらに高めましょう。

権威性や信頼性は網羅性→専門性の次にやってくる

SEOでは E-A-T が重要と言われます。

  • Expertise(専門性)
  • Authoritativeness(権威性)
  • Trustworthiness(信頼性)

の略です。

まず網羅性を高めることから始めましょう。

網羅性を高める過程で理解が進むと、新たな気づきが生まれたり、より分かりやすい説明方法を見つけたりして専門性が生まれます。

専門性の高い記事が増えると、その道の権威と言える状態になり、それがやがて時間の経過とともに信頼へとつながっていきます。

E-A-Tの第一歩は網羅性なのです。そして網羅性を高める具体的な施策が競合のコンテンツ分析となります。

効率よく競合の作っているコンテンツを調査する方法

競合に勝てるコンテンツを作るためには、競合がどんなコンテンツを作っているのか把握していく必要があります。

競合のコンテンツ内容を調査する方法を解説します。

競合が狙っているキーワードはタイトルタグに現れる

競合が上位表示を狙っているキーワードは、タイトルタグに必ず現れます。

タイトルタグの書き方として、狙いたいキーワードを自然な文章の形で盛り込むのが基本だからです。

つまり、タイトルタグを見れば、どんなキーワードで上位を狙っている記事なのかがわかるということです。

であれば、競合が作成している記事のタイトルタグ一覧があれば分析しやすくなります。

競合サイトの記事タイトルの一覧を手に入れる4つの方法

手動で1記事ずつ見ながら収集する方法(お勧めしません)

タイトルタグを取得できるChrome拡張などを使い、一つ一つ手動でタイトルタグを収集していく方法です。

実際のサイトを見ながら進めるため、記事自体を読むこともできる反面、ページ数の多いサイトはチェックするのが大変になるので必要以上労力が必要になります。

この方法を取るのが適切なのは、案件自体をこれから始めるにあたって、知識がゼロの状態の場合、です。

ただ、やりながら少しずつ嫌でも知識は身につくものですので、あえてこの方法を取る必要はありません。

サイトマップページを公開している場合

WordPressではサイトマッププラグインを使ってサイトマップページを簡単に作成することできます。

≫ 参考:サイトマップページの作り方

サイトマップページは多くのサイトではヘッダのナビゲーションメニューやフッタメニューにリンクが設置されることが多いです。

サイトマップページにはサイト内のほぼすべてのページがずらっと並んでいるので、まるごとコピーしてエクセルに貼ると編集できる状態になります。

一番簡単なのですが、サイトマップを公開していないブログでは使えないのがネックです。

sitemap.xml とGoogleスプレッドシートでの簡易スクレイピングをする

サイトマップページを公開していないブログでも、sitemap.xmlは確実に公開しています。

STEP
sitemap.xmlを見つける
sitemap.xmlのあるところの見つけ方
  1. https://ドメイン名/robots.txtにアクセスします。
  2. Sitemap: サイトマップURL の記述を探します
  3. 上記で見つかったサイトマップのURLにアクセスすればサイトマップxmlが表示されます。

サイトマップxmlはrobots.txtである場所を指定することが多いので、上記の方法で確実に見つけることができます。もしrobots.txtにアクセスできない場合は、下記のアドレスに大体あるはずなので試してみてください。

  • https://ドメイン名/wp-sitemap.xml(WordPressの標準機能が出力する場所)
  • https://ドメイン名/sitemap.xml(ほとんどのブログではこのアドレスに出力する)

sitemap.xmlはWordPressでは標準出力されるようになっています。

STEP
サイトマップxmlにアクセスする
サイトマップxmlの中身

URLの一覧が表示されるので選択してコピーします。

URL一覧をコピーする
STEP
Google スプレッドシートに貼り付け、IMPORTXML関数でタイトルタグを取得する
URLからタイトルタグをスクレイピングする

コピーしたURL一覧(記事一覧)をA1に貼り付け、B1セルに

=IMPORTXML(A1,"//title")

を入力すると、ページのタイトルがセルに入力されます。

STEP
残りのページもタイトルを取得すれば完了です
タイトルタグのスクレイピング完了

取得中はLoading...と表示されます。一度に多くのページを指定すると、かなり時間がかかることがあるので、10行ずつくらいでゆっくり取得するのがおすすめです。

サイトの巡回ソフトを使って収集する方法(スクレイピング)

サイトの巡回ソフトを使って収集する方法(スクレイピング)

何らかの理由でページリストを取得できなかった場合はソフトを使います。

  • Macをお使いの場合 → Screaming Frog SEO Spider 一択
  • Windowsをお使いの場合 → Website Explorer がおすすめ

どちらも無料で利用できます。

SEO Spiderは有料のソフトですが、無料でも利用できます。ただし、取得できるURL数が500までで、このURL数にはJSやCSSといった不要なファイルのパスも含まれているので、実際の記事を取得できる数がせいぜい200URLくらいまでになってしまいます。

一方 Website Explorer はフリーウェアで、特別な制限などもなく、機能も十分です。2002年頃からあるソフトで、インターネットの古参ユーザーには割と有名でした。長らく更新されていない状態でしたが2021年になって開発が再開された現役のソフトです。

今回は Website Explorer を例に解説します(SEO Spidarも似たように使うのでMacの方はそちらを試してみてください)

STEP
ソフトの入手
ソフトのダウンロード

Vectorのサイトからダウンロードします。

公式サイトは現在運用されておらず、開発者のブログが公開されています。

尚、開発者のTwitterでフォローしてキャンペーンに応募(いいね&リツイート)をすると、隠し機能を有効化するライセンスキーをいただくことができます(期間限定とのこと)。

STEP
zipファイルを解凍し、起動します。
ダウンロードしたファイルを解凍します

4つファイルが出てくると思います。

インストールの必要はなく、WEBEX.exeをダブルクリックすれば起動します。

設定ファイルもファイルとして保存されるようなので、アンインストールもフォルダの削除だけです。

STEP
アドレスバーに調査対象のURLを入力し、開始ボタンを押す
アドレスバーにURLを入力して開始ボタンを押す

ソフトの使い方はシンプルで、アドレスバーにURLを入力し、開始ボタンを押すだけです。

あとはページに内にあるリンクを自動でたどってくれるので、待つだけです。

STEP
巡回が完了したらCSVファイルに出力します
サイト内ページを開き、CSVファイルを出力する

巡回が完了したら、通知が出るので<サイト内ページ>タブを開き、CSVファイルに保存ボタンを押せば全ページのタイトルタグ・URL・descriptionなどを出力できます。

尚、時々チェックをするのであれば巡回情報を保存しておき、次回から差分ファイルだけ取得することもできます。

出力されたCSVファイル
出力されたCSVファイル
C列以降は削除する

今回はタイトルタグとURLだけ保存するのでC列以降を削除して上書き保存してください。

取得したデータから競合の狙っているキーワードリストを作る方法

タイトルタグの一覧を出力できたら、一工夫して狙っているキーワードに洗い出します。

タイトルタグは、そのままではキーワードを取り出しにくいため、エクセル(と裏でワードが動きます)を使ったExcelマクロを用意しました。

エクセルマクロをダウンロードする

STEP
ファイルをダウンロードして解凍し、開きます

マクロ付きのエクセルとなっています。

セキュリティレベルが高い場合はマクロが実行できるようにしてください。

STEP
タイトルタグを貼り付けます
A2にタイトルタグを貼り付ける

A2セル以降にタイトルタグを貼り付けます。

実行にかなり時間がかかるので、一度に分解するのは200行くらいまでにした方が良いです。

STEP
<キーワード抽出実行>ボタンを押して完了を待つ
分割ボタンを押す

<タイトルタグを分割>ボタンを押すと処理が始まります。

実行の前に、ExcelとWordで作業中のファイルがあれば必ず保存するようにしてください。少々重い処理が動くので、低スペックのPCを使っているとフリーズするかもしれませんので。

STEP
不要なワードを削除する
不要なワードを削除していきます

ワードを分解しただけになっているので、さらに不要と思われる単語はどんどん削除していってください。

空白が生まれたセルを詰めることができます

最後に、キーワードを詰めれば完成です。

競合が狙っているキーワードの漏れを確認し、サイト設計に反映する

自サイトで取り扱っていないワードがあったら追加する

競合の記事リストからキーワードリストに変換したら、自サイトで扱っている記事とそうでない記事を分類し、未追加の記事を作成して追加します。

※サイトの全体像をマインドマップなどで用意しておくと、記事の管理や進捗の管理などに活用しやすくなります。

競合も狙っているキーワードの記事内容を比較し、差分を埋めて追いつく

競合が書いている内容に漏れがあれば追加する

記事自体はすでにあった場合は、既に書いている記事の内容を見比べてみて、自サイトにない情報を競合サイトが記述していないか確認します。

独自性の高いコンテンツ部分はそのままパクれませんが、一般的な知識にあたる部分であれば、自サイトの記事にも追加し、追いつくようにします。

ここまでで、競合のサイトの分析から具体的な施策への落とし込み方を解説してきました。

実行してみると、思いのほか自サイトに「抜け漏れ」が多いことに気づくはずです。

必要無いと割り切る前に、一度きちんと競合をリサーチし、そのうえで自サイトが完璧に出来上がっていることを確認してから判断することをおすすめします。

補足1:競合サイトの選び方

最後に、競合サイトの選び方と、競合サイトの「現状分析」のやり方についても補足しておきます。

まず、競合サイトの選び方ですが、大きく3段階くらいに分けて考えると良いです。

定義自サイトと比べて勝つまでの期間
目標サイト雲の上の存在2~3年以内
競合サイトだいぶ上1年以内
ライバルサイト同じ程度か少し上半年以内
  • 目標サイトは、そのジャンルにおける代表的なサイトと言えるサイトです。最終的にはそこに勝つように運営していきましょう。後発の場合は先行しているそういったサイトに勝つのは容易ではありません。じっくり取り組んで2~3年以内に追い抜くくらいの気持ちで捉えればOKです。
  • 競合サイトは、まだまだだいぶ上の存在ですが、超えられなくもない程度のサイト。1年以内に追い抜くことを目標にするサイトです。
  • 最後がライバルサイト。自サイトと似たような状況で「ここには負けたくない」と思えるサイトです。

競合サイトというと、ついつい検索上位にいるサイトと張り合おうとしてしまいますが、一朝一夕では当然勝てることはないので、あまり上すぎるサイトを競争相手に選んでしまっても負けて辛くなるだけです。

どちらかと言えば、ライバルを見つけることが重要です。

見つけ方としては、キーワードで検索した結果の50位~70位あたりを探すと、見つけやすいです。

なるべく個人サイトで、運営者の活動内容も含めて競争したくなるようなサイトが望ましいです。

  • サイトの立ち上げ時期が近い(誤差が半年以内)
  • 運営者の年齢が公開されていればなるべく年齢が近い
  • サイトで公開している記事数が同じくらい
  • 更新(ページの追加)のペースが同じくらい

上記のような「ライバル」と言ってもいいようなサイトが見つかると、モチベーションの維持につながるとともに、記事作成時の基準にもなります。

ライバルサイトに負けないように運営することだけに集中すると、自然と自サイトもステップアップしていけるので「頑張ったら勝てる相手」を常に意識するのがおすすめです。

補足2:競合の「現状分析」を行うツール一覧

ツール名何ができるか
SimilarWeb(シミラーウェブ)アクセス数・主要キーワードなどがわかる
site:コマンドインデックス数・更新頻度がわかる
Wayback Machine(ウェイバックマシーン)過去の施策などを垣間見れる
MozBarドメインの強さ

まとめ

このページのまとめ
  • ブログの競合対策は、一般的な「現状分析」に近いことをするよりも、「コンテンツの差分分析」を行う方が効果的
  • コンテンツ分析を通して、
    • 自サイトにない記事は追加する
    • 自サイトにもある記事は内容を比較して追記する
  • 分析を多少楽にするExcelマクロを用意しているので是非お使いください。
  • 競合サイトは少し頑張れば追い抜けるサイトに設定するべき
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