マーケティングで使われるペルソナ設定をブログに活用する方法

記事を書く時はペルソナというのが重要と聞きました。ペルソナって何?なんで重要なの?

ペルソナを設定してみたんだけど、具体的にどう使えばいいのかがわからない

こんな疑問に答えます。

ペルソナは具体的な人物像を明確にすることで、商品へのニーズやターゲットとなるユーザー像を明確にするアプローチ方法です。

ただ、多くの人はペルソナ設計まではするんですが、具体的な活用イメージをお持ちでないことが多いです。

そこで、ペルソナ設定が具体的にどんな効果をもたらすのか、解説します。

このページの内容(目次)

ペルソナとは

ペルソナの語源はラテン語だそうで、元は演劇の「仮面」を意味していたそうです。

ペルソナとは、商品を購入するターゲットを設定する方法のことです。

ターゲットはもう設定している、とか想定している、という方も多いかもしれません。では、ペルソナとターゲットは何が違うのでしょうか?

ターゲットとペルソナの違い

ターゲットとペルソナの違い

ターゲットとペルソナの違いは「特定度」の違いです。

ターゲットが範囲的であるのに対し、ペルソナはかなり特定されたレベルまで落とし込まれたものです。

ターゲット40代既婚男性
ペルソナ関西在住40代既婚男性。課長で部下が8人いる(年収700万円)。週末は子供と一緒に出掛けることが多い。最近健康診断を受けて太りすぎと診断されたので運動を始めようとしている。ガジェット好きで新しいモデルが出るたびに小遣い(月6万)から捻出して買い替えている。

ターゲットが比較的あっさりした「範囲」で複数の人が該当するのに対し、ペルソナだとかなり具体的なところまで絞り込んで「特定」できるようにしています。

ペルソナはどこで使われる?設定するメリットは?

最も効果を発揮するのは組織(マーケティングチーム)での認識共有

ペルソナの効果が最大限発揮されるケースは、複数人でマーケティングを行っていく場合、です。

チームで仕事をすると、個々のイメージするターゲット像がどうしてもブレてしまい、会議などを行うと議論が脱線していったり、違うものを見ている状態になってしまいます。

ペルソナがあらかじめ設定されていると、ターゲット像が明確になるので認識共有がスムーズに進み、無駄な意識合わせの時間を取る必要がなくなります。

感情移入することができ、ユーザー視点で意思決定ができる

個人でブログをする際も、チームでマーケティングを行う際にも、ユーザーの目線で意思決定を行うことができるようになります。

ユーザーの判断理由や行動理由が背景とともに明確化できる場合が多くなります。

刺さるアプローチが見えてくる

マーケティングを行う際のありがちなミスとして、自分たちの都合の良いようにターゲットを解釈してしまう、というものです。

いわゆる「だろう運転」の状態で意思決定をしたり訴求を作ってしまいがちです。「かもしれない運転」で確実に刺さる訴求を熟慮することができるようになります。

具体的なペルソナの設定方法

ペルソナの設定項目には、一般的なものだと下記のようなものがあります。

ペルソナ作成時に考慮する視点
人物の属性

名前・年齢・性別・職業・家族構成・年齢など。

パーソナリティ

性格・口癖・悩み・価値観・趣味・信条など。

ライフスタイル

生活サイクル・休日の過ごし方・流行への感度・使っているデバイスrなど

人間関係

友人・所属している団体・SNSの利用度など

自社商品・サービスとのかかわりあい

どのようにして知るか・購入しない理由・購入の決め手・購入後に得られる効果・どのような価値を感じているか、など

上記のようなものを何のヒントもなく作り出すのはかなり大変です。

多くの場合、アンケートやインタビューといった方法でデータの収集し、それらを仕分けして整理・パターン化し、最終的なペルソナへ形成する、という流れで進められます。

ペルソナ設定における注意点

ペルソナ設定時の注意点
  • 理想像をそのままペルソナに設定してしまわない
  • 一人に絞らなくてもいい(3人くらいがちょうどいい)
  • 先入観で作成しない
  • 定期的に見直しをかける

できるだけデータに基づいて作成するのがよく、思い込みや先入観で決めつけてかからないように注意しましょう。その意味でもたった1人に絞り込まずに複数名を設定する方が良いです。

以上が一般的なペルソナ設定の方法です。ここからは個人ブログにおいて、ペルソナ設定をどう生かすかを解説していきます。

個人ブログでペルソナ設定をする手順は、もう少しアバウトで良い

ブログのペルソナ設定はもう少しアバウトでもOK

個人ブログになると、もう少し粒度が粗くなっても構いません。

というのも、ペルソナを作る最重要メリットである認識共有が不要になるからです。

細かい設定をしていくよりも、「身近な知っている人」をイメージする方が、「その人に何と言ったら買ってくれるか」は想像つくはずです。

例えば格安SIMを扱っているなら、「キャリア携帯を使っている自分の同僚」とか、自身も格安SIMに乗り換えていたなら「過去の自分」というところまで特定できれば細かい「肉付け」は出来ますよね。

また、個人ブログの場合は、案件の選択権は自分にあります。誰が何のために使うものか、全く想像がつかない商品というのはアフィリエイトでは通常避けるでしょう。企業に所属していればそうもいっておられず、ペルソナ設定をターゲットの「深堀り」をしていないとチームの足を引っ張ってしまったりしてしまうことになります。

組織で扱う「ペルソナ」と、個人ブログで扱う「ペルソナ」は認識共有の有無が最大の違いです。

複数のペルソナ設定も通常個人ブログでは不要で、誰か一人、なるべく顔を合わせたことがある実在の人物を想定できればOKです。

ブログのペルソナ設定を活用する方法

ブログでは一般的なペルソナ設定よりももう少しアバウトに設定してよく、具体的な知人やリアルで会った人・過去の自分などを特定の一人を決めれればOKです。

次にそのペルソナを使って、実際に記事を書いたり訴求を考えたりする方法を紹介します(ペルソナキャンバスという考え方をかみ砕いて解説)。

キーワードの選定に使う(サイトに来るまで)

  • ペルソナ(想定読者)の悩み・したいことが何かを具体的に言語化する
  • 解決・解消に向かう(検索を行う)シチュエーションを想像する(季節・時間帯・きっかけなど)
  • 実際に検索を行う際にどのようなキーワードを使いそうか想定する

ペルソナが決まっていると、実際に使われるキーワードが見えてきます。格安SIMの例でいくと、

悩み・したいこと

キャリア携帯は高いと感じている。格安SIMに乗り換えて、通信の品質を多少下げてでも料金を大きく下げるようにしたい。具体的な乗り換え先としてどこがあるのか知りたい

シチュエーション

そもそも同僚からキャリアから格安SIMに乗り換えたことを聞いて知った。難しそうなので下調べが必要になりそうだから今度の休日に検索してみよう

実際に使うキーワード

[格安SIM 乗り換え]
[格安SIM MNP 有効期限]
などなど。

≫ 参考:SEOキーワード選定のやり方とコツ、運営での活用方法

検索意図の特定に使う(サイトで提供するべき情報の特定)

  • 最小化したいこと・避けたいこと(Pain:痛み)
  • 最大化したいこと・得たいこと(Gain:得るもの)
  • 自分がどう感じたいのか・他人からどう思われたいのか(Empathy:感情)
  • 代替手段(Existing Alternatives)
  • 支払い意思・支払い可能な上限金額(Willing to pay)

ペルソナ設定をした人物が上記をどのように考えているのか想像します。

これを想像することで、実際のライティングに落とし込むことができます。格安SIMの例で行くと下記のようになります。

最小化したいこと・避けたいこと

携帯電話に支払う料金・携帯会社変更に伴う失敗を避けたい

最大化したいこと・得たいこと

キャリアから格安SIMに乗り換えることで生まれる差額(格安SIMの料金はピンキリなので安い方が良い)

どう感じたいか・どう思われたいか

安くできることで無駄な出費をしていないと感じたい。賢く節約する人と思われたい。

代替手段

無し

支払い意思・支払い可能な上限

キャリアに月8000円支払っているので、それ以下なら支払える。

≫ 参考:SEOにおける検索意図とは?重要性・調べ方・活用方法まで完全解説

刺さる訴求のあるライティングに活かす

上記のような項目について調べておくと、ライティングする際にスムーズに記事を作成できますよね。

何を気にしているのか特定することができるので、「先回りして」刺さる訴求を含めるようにします。

効果やメリットをしっかり訴求

乗り換えによって月々どのくらい浮くかだけでなく、年間に直した方が金額が大きくなるので年額で7万円以上安くなる旨を記載。

男性でガジェット好きなので新型のiPadも買えるという例えを入れる。(有意義な出費に変えたと思いたい)

加えて妻から褒められたエピソードを添える(他人にどう思われたいか)

デメリットを事前につぶす

キャリアに比べれば日中繋がりにくくなるが、スピードテストサイトの結果を表示し、ウェブの閲覧程度であれば十分であることを提示。動画視聴はかなり厳しいこともしっかり伝え、逆に信頼を受けれるようにする。

ネックになるMNPについては詳しめに説明

土日にじっくり読んでくれると思われるため、不安になりがちなMNPについては簡単にできるという訴求より、正確に理解し自信をもって進められる訴求に注力する

≫ 参考:ブログの書き方

ペルソナ設定が正しかったかの答え合わせは検索順位と成約数

ペルソナ設定の正しさの検証は検索順位と成約数の2つを見ればOKです。

ペルソナで設定したターゲットユーザーが、意図した検索ワードを使ったか・上位表示できて集客できたかをチェックしましょう。

正しく設定できていれば上位表示ができて流入があるはずです。

また、検索結果が上位になるまでには時間がかかりますが、それまでの間は成約数が伸びたかどうかで判断するといいです。

まとめ:ペルソナ設定はライティング時に活用できる

本記事の内容をおさらいします。

  • 一般的なペルソナ設定は、主に企業などで複数名でマーケティングを行う際の認識共有時に効果を発揮しやすい
  • 個人ブログのペルソナ設定は、比較的アバウトでよく、運営者の知っている個人を特定できれば良い
  • 個人ブログでペルソナを設定すると、サイト訪問に使われるキーワードが想定でき、ユーザーが考えていることを先回りして訴求できるので刺さりやすい(成果も出やすい)
  • 効果が出たかどうかの答え合わせは検索順位と成約数で測る
このページの内容(目次)
閉じる