内部リンクとは?SEOで順位を上げるためのポイント・最適化方法

SEOをしていると、内部リンクをたくさんつけるべき、という話をよく耳にするはずです。

ですが、内部リンクをやみくもに貼っても実は効果が上がるわけではありません。

効果的な内部リンクを張るにはどのようにすれば良いのか解説します。

このページの内容(目次)

内部リンクとは?

内部リンクとは、自サイトのページ同士をつなぐものです。

反対語として、外部リンクがあり、これは別のサイトに向けてはるリンクです。

リンク自体の機能としては、ページ移動の手段という以上の意味はありませんが、SEO上の概念からこの2つは分けて呼ばれています。

単純に、内部リンクと言えば、サイト内の回遊のためのリンクだという理解でOKです。

内部リンクのSEO効果とは?

リンクにおいて、SEOで最も効果があるとされているのは、外部のサイトからの被リンクです。

被リンクは「人気票」という考え方になっていて、参考になり他者にも紹介したいから張られるという考え方からです。

10年くらい前までは単純に被リンクの本数が多ければSEOの上位に表示できる時期がありました。現在はリンクの質なども考慮されています。Googleは上位表示のために意図的に行われたリンクを嫌います。

では、内部リンクはSEO的にはどんな効果があるのでしょうか。

クローラーが巡回しやすくなる

検索エンジンのクローラーは、サイトの情報を取得する際に、内部リンクをたどって別のページに移動します。

内部リンクを設定することで、ページにクローラーが到達しやすくなり、インデックスされやすくなります。

検索エンジンに重要なページを伝える効果

サイト内の重要なページは、多くのページから内部リンクを張られることになります。

多くのページからリンクが張られていると、サイト内でも重要なページであるということを伝えやすくなります。

関連性の高いページを伝える効果

内部リンクは全く関係のないページから貼られることはありません。

内部リンクを張ることで、リンク先ページがリンク元と関係のあるトピックスを扱っていることを伝え、関連性についての評価を高めることができます。

もちろん、ユーザーにとっても補足情報や追加情報など、関連する情報は重要になることが多いです。

ユーザーの滞在時間が増える

内部リンクによって回遊性が高まることで、訪問あたりの滞在時間が増えます。

複数の記事を見る中で、購入の意思を固めることもあるため、購入率を上げることにもつながります。

内部リンクの種類

内部リンクを大きく3つに分類しました。

スクロールできます
文中リンクアーカイブリンクナビゲーションリンク
設置場所メインカラムメインカラムボイラープレート
リンク方法手動自動手動(自動の場合もあり)
リンク内容ページ毎で異なる記事数で変化固定
運営者の目的推奨する一覧する回遊させる
クリック目的関連情報の収集類似ページを見る到達する
ページ毎で異なるカテゴリページ
タグページ
日付アーカイブ
グローバルナビ
パンくず

文中リンク

メインカラムで設定するリンクで、手動で設定され、ページ毎にリンク内容が変わります。

本文中で、説明文自体にリンクを設定したり、文章の終った直後に関連記事としてリンクを追加するといった形で設定されます。

手動で設定されるため、書き手の意思が最も強く反映され、それゆえGoogleも最も重視しているはずのリンクです。

アーカイブリンク

メインカラムで表示される、主にアーカイブページで張られるリンクです。

ブログであれば

  • 日付アーカイブ
  • 作者アーカイブ
  • カテゴリアーカイブ
  • タグアーカイブ
  • タクソノミー

から個別の投稿ページに貼られるリンクのことです。

システム的に自動でリンクが設定されるもので、投稿ページの増減によって内容が日々変化します。

ナビゲーションリンク

主にヘッダ・フッタ・サイドバーといったサイトのテンプレート(WordPressのテーマが作る部分)からのリンクです。

回遊のためのナビゲーションを目的にしたリンクで、パンくずや、投稿の最後にある関連ページや次のページ・前のページといったリンクもナビゲーションリンクになります。

こういったサイトの「ガワ」にあたる部分を、「ボイラープレート」と呼ぶことがあり、ボイラープレートからのリンクはあまり評価の受け渡しが行われないとも言われます。

内部リンクを最適化するポイント・注意点

プラグインで内部リンクの状態を視覚化できる

Show Article Mapで内部リンクを視覚化する

Show Article Mapを使うと、内部リンクの状態を視覚化してくれます。

  • 孤立ページの発見に使う
  • 本来リンクされていないといけない箇所を見つけ出せる
  • 記事群(トピッククラスター)がきちんと形成できているか確認できる

ブログ記事は後から足していくので、過去に作成した記事にはリンクが集まりやすくなりますが、作成済みのページから新しいページには自動ではリンクが張られないため、更新しわすれがちです。

最悪孤立ページになってしまうため、Show Article Mapを使うと対象が洗い出せ、リンクを追加するリライトを行えば追加したばかりの記事が孤立するのを防げます。

関連性の低い記事にリンクを強引に付けるのは逆効果

リンクを張った先のページがスカスカで、内容に乏しいページの場合、ユーザーは閲覧を終了してしまう可能性が高くなります。

離脱率の高いページは先にページの内容を改善しておかないと、「無意味なページにユーザーを遷移させているサイト」と見なされ評価が下がる可能性があります。

リンク元の記事の品質が低すぎると逆効果

逆に、リンク元のページの内容がしょぼいと、「内部リンクのためのリンク」となってしまいます。

Googleは低品質なリンクを好みません。外部から流入になる被リンクも、内部リンクも、およそクリックされる可能性がほぼないリンクは無意味とみなされます。

クローラーは無視をすればいいだけですが、人間はもしかしたらクリックするかもしれません。そういった「作為的な操作」が過剰に行われているとペナルティを課すこともあるので、無意味に内部リンクを付けるのはNGです。

文脈に適したアンカーテキストを使う

アンカーテキストとは、リンクに設定される文言のことです。aタグに設定されるテキストのことですね。

通常は記事タイトルを使えばいいのですが、文中からリンクを張る際は、前後の文脈にあうようにアンカーテキストを調整するべきです。

意味の通らないリンクになるとクリックされる確率がかなり減ることになるので意図した行動がとられない可能性があるからです。

URLの正規化を行っておく

URLの正規化とは、正しいURLを決める、ということです。

例えば、下記は全て同じ表示になります。

http://example.com/(非SSL)
https://example.com/(SSL)
https://example.com/index.html(index.html)

内部リンクを張るたびに異なるURLを張っていると評価が分散されてしまうので、正規のURLをリンク先として設定しましょう。

画像でのリンクにはalt属性をきちんと設定する

内部リンクは、テキストにリンクを設定する場合と、バナーやボタンなど画像にリンクを設定する場合があります。

テキストリンクの時はアンカーテキストがあるので良いのですが、画像に貼られたリンクはリンク先の内容が不明になります。画像には alt 属性があり、画像の内容について説明を書くことができますので、alt 属性にリンクの内容を書くようにしましょう。

画面には表示されませんが、音声ブラウザでは読み上げの対象になりますし、Google がクロールする際にも参考にされます。

内部リンクのSEO効果を高めるために考えるべきこと

クリックされない内部リンクは効果がない

運営者にとって、訪問者にはできるだけ多くの記事を読んでもらい、広告のリンクを踏んだり問い合わせをするなど、サイトの運営目的に合った行動をしてもらいたいと考えるものです。

その想いが強すぎて、むやみやたらと内部リンクを設定しまくったりすることがあるかもしれません。

リンクを張るときは「なんのためにリンクするのか」を意識し、運営者側の都合ではなく、訪問者にとって良いリンクになるように心がけましょう。

クリックされないリンクは「品質の低いリンク」です。

品質の低いリンクばかりのサイトが有益だといえますか?

もちろんNOですよね。リンクをつけるときはきちんとクリックされると自信を持って言えるものにしましょう。

自動で作られたリンクより手動で作ったリンク

WordPressを使えば、個別の記事に対するリンクは自動で張られることになります。

最悪手動でリンクを張らずとも、ページ自体も発見されるし、一定数閲覧されるでしょう。

ただ、意図して手動で張るリンクはそれだけ重要なものであり、軽視されないはずなので、自動のリンクに頼らず、良いリンクを読者に提供するようにしましょう。

ボイラープレートからのリンクは評価されにくいため、記事間で評価を渡したい場合はしっかり手動でリンクを張る必要があります。

まとめ:内部リンクのSEO対策のコツは検索体験全体の改善

Googleのメインの収入源は広告です。広告をクリックするたびに広告主に広告料を請求できます。

広告をたくさんクリックされるためにはより多くの回数、Googleが使われればよいということになります。

Googleがより使われるようになるには、ユーザーの課題を解決できる必要があります(検索目的を果たせる必要がある)。

ただ、Googleは課題解決のためのページ自体は作りません。そのページに誘導・案内するだけです。

ユーザーが検索を実行してから課題が解決までを、Googleと一緒に作り上げていくことを意識しながら内部リンクを設定するのが最適化のコツです。

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