【WordPress】ブロックエディタに移行するメリットは?使い方も解説

WordPress5.0から導入されたブロックエディタ

2018年12月10日にリリースされてから2年以上経過し、登場直後はバグも多くありましたが、最近はバグもなくなり安定してきました。

一方クラシックエディタは2021年12月までというサポート期限が発表され、その後少なくとも2022年までは引き続きサポートされることが発表されました。

とはいえ機能改善は今後は行われないため、クラシックエディタ派はWordPressの進化から取り残される(恩恵を受けられない)形になっています。

このままクラシックエディタを使っていていいのかどうか、不安に感じられる方も多いはずです。

本記事ではブロックエディタに移行すると得られるメリットと、移行にかかる手間、いつまで使うべきかなどについて解説していきます。

結論としては、いずれ移行することを検討しているのであれば早い方が良く、移行しなくてもおそらくずっと使い続けることができると思われるので慌てる必要はないと判断しています。

このページの内容(目次)

WordPressのブロックエディタ(Gutenberg)とは?

ブロックエディタ(Gutenberg)とは、WordPressバージョン5から標準になったエディタです。

バージョン4.9までの間はクラシックエディタといわれるエディタが標準エディタとなっていましたが、メジャーバージョンアップ時の目玉機能としてリリースされました。

特徴はブロックを選択して組み立てていくようにして執筆していくスタイル。

クラシックエディタがどちらかといえばHTMLコード寄りのエディタだったのに対し、可能な限りHTMLコードを排除し、マウスによるブロックの種類選択とキーボードでの文章入力のみに絞り、ほぼ見たままの見栄えで記事を作成することを可能にしたエディタです。

ブロックエディタへの移行はどのくらい進んでいる?

ブロックエディタを搭載しているWordPress5.0以上の普及率は83.4%(2021年4月時点)
WordPressのバージョン別の利用率

ブロックエディタへの移行率というのは正確な情報は出ていませんが、ブロックエディタが初めて搭載されたWordPress5.0以上を使っているユーザーは全体の83.4%になります(2021年4月時点、WordPress公式:Statistics より)。

ブロックエディタに完全対応したテーマも多く登場してきているため、全ユーザーの20~30%程度は移行しているのではないかと推測します。

2021年4月現在では、ブロックエディタを使っている人はどちらかといえばまだまだ少数派かもしれません。

ブロックエディタが今後スタンダードなエディタに

WordPressはバージョン5から標準エディタがブロックエディタになり、クラシックエディタを引き続き使いたい場合はClassic Editorプラグインをインストールする必要が出ました。

また、当初サポート期限を2021年12月としており、2018年12月のリリースから3年後を目途にサポートを打ち切ると発表されていました。

しかし移行が進んでおらず、その後、下記のように改められました。

少なくとも2022年まで、または必要なくなるまでの間、完全にサポート・保守されます。

Classic Editorプラグインの説明より

WordPressの進化の上ではブロックエディタが今後標準になるものの、クラシックエディタも継続してサポートされる、といったところです。

ブロックエディタに移行すると得られる7つのメリット

従来のクラシックエディタと比べ、極端に大きく制作スタイルが変更になったブロックエディタ。

登場直後は反発が猛烈で、使おうとする人はかなり少なめでした。

現在はようやく市民権が得られた感もあり、徐々に利用者が増加していってます。

移行するかどうか迷っている方のために、ブロックエディタに乗り換えると得られるメリットをお伝えします。

実際の画面とほぼ同じように表示されるのでプレビューが不要になる

一番のメリットがコレです。

特にHTMLやCSSといったコーディングが苦手または全くできない人にとって、従来のクラシックエディタはビジュアルエディタであっても編集画面での再現性が低く、特にショートコードはコードがむき出しの状態でした。

ブロックエディタはまさに見たままで編集することが可能です。書く→プレビュー→書く→プレビューの連続だった従来のクラシックエディタから、書く→書く→書くと連続して書き続けられるため執筆効率が高くなります。

ショートコードの属性を入力しなくてよくなる

選択中のパーツに合わせてオプションが変化。マウス操作だけで変更可。

例えば、クラシックエディタで装飾されたボックスなどを表示しようとすると、ショートコードで挿入することになります。

この時、エディタ画面では非常に多くの属性がパラメーターとして作られることが多く、属性の内容を覚えるか、マニュアルを参照しながら作らないと期待する表示が得られません。

ブロックエディタではショートコードも実行できますが、「ブロック」が定義されており、そのプロパティをパネルから選択すればその場で見た通りに表示されるようになっており、仕上がりを細かく確認しながら作成していけます。

クラシックエディタではショートコードの属性を「入力」してきましたが、ブロックエディタではブロックの表示を「選択」するだけで済みます。

私がブロックエディタに切り替えた最大の理由はこちらでした。

見出しやリストはキーボードだけで作れる(執筆効率向上)

WordPressのブロックエディタではMarkdown で対応

ブロックエディタはマークダウン(Markdown)記法に一部対応しています。

例えば、行頭で「##(半角スペース)」と打ち込むと、そのブロックは自動でh2に変換されます。h3にしたければ###(スペース)といった具合です。

クラシックエディタでは入力後にドロップダウンなどから選択しなおしたり、テキストモードでボタンを選択したりする必要がありました。マウスに持ち替えることなく執筆し続けることができるため、執筆効率がぐっと上がります。

入力変換
#(space)h1
##(space)h2
###(space)h3
####(space)h4
#####(space)h5
######(space)h6
-(space)リスト
1.(space)番号付きリスト
CTRL+B太字
>(space)引用
ブロックエディタで使用可能なマークダウン記法・ショートカット

私の場合、上記のうち、h2・リストはかなり頻繁に利用します。これをマウスでやったりHTMLコードで挟んだりするのは「無理(嫌)」です。

再利用ブロックが便利(定型文管理機能)

ブロックエディタに標準でついている定型文機能を再利用ブロックといいます。

アフィンガーで言うところの「タグ管理」、他のテーマでは「共通パーツ」などと呼ばれている機能です。

再利用ブロック自体を編集すると、使用しているすべての箇所が更新されます。この機能をうまく使いこなせば広告を含んだランキング部分を作ったりすることもできます。

別途定型文管理プラグインを導入していた場合はこちらに置き換えることでプラグインを減らすことができますね。

エディタ関連のプラグインが減る(ブログの高速化)

クラシックエディタで使っていたプラグインを削除できるようになる

クラシックエディタだと、標準状態ではどうしても使いにくいため、AddQuickTagAdvanced Editor Tools(TinyMCE Advanced)を導入することが不可欠でした。

加えてWordPress5.0からはClassic Editorもプラグイン化されているため、全部使うと3個のプラグインをエディタのためだけに入れることになります。

ブロックエディタでは、使用しているテーマによっては上記の全てが不要になります(このサイトでも上記3つのプラグインは入れていません)。

プラグイン数は減れば減るほど高速化されるため、少ないに越したことはありません。

将来性がある(クラシックエディタはいずれなくなる可能性がある)

今後のWordPressはブロックエディタがメインのエディタになります。クラシックエディタは役割を終え、ゆくゆくはサポートされなくなります。

WordPressは全ウェブサイトの30%近くを占めており、利用者が多いことから頻繁に攻撃の対象になっています。WordPress本体が攻撃にあうことは少ないかもしれませんが、Classic Editorプラグインがサポートされなくなって(更新が止まって)から、もしかしたら攻撃の対象になってしまうかもしれません。

また、ブロックエディタが主流になってきたら有料テーマも順次メインエディタをブロックエディタに切り替えていく可能性が高く、いつか「まだクラシックエディタ使ってるの?」といわれてしまうかもしれません。

徐々に移行できる(クラシックブロックがある)

クラシックエディタで書いた記事は、ブロックに変換しない限りブロックエディタ上でクラシックエディタを使える状態になります。

そのため、設定>投稿設定でブロックエディタを標準エディタにした場合でも、既存のページが崩れたりすることはありません。

あまり知られていないのかもしれませんが、ブロックエディタでやクラシックエディタを使える(クラシックブロックを使う)ので、徐々に移行していく場合は有効な方法かもしれません。

膨大な量の記事がすでに入っているブログであれば難しいかもしれませんが、個人が作るブログであれば200記事以下であることが多いので、ちょうどいいリライトの機会として、少しずつブロックエディタに移行していくのも良いのではないでしょうか。

クラシックエディタからの移行しない・できない理由

クラシックエディタからブロックエディタに移行できない理由には以下のものがあるはずです。

ブロックエディタに移行できない主な理由
  • 使用しているテーマが対応していない
  • 移行する理由がない(今既にできており、満足もしている)
  • 単純に違和感が強い・使いやすいと思えない・今までと違いすぎる
  • 登場直後にバグが多かったことからまだ移行するべきではないと考えている

上記の中で使用しているテーマが完全対応していないから、という方はかなり多いと思われます。参考までに、各テーマのブロックエディタの対応状況を調べました(旧=クラシックエディタ・新=ブロックエディタ)。

テーマ対応状況メインは?
Cocoon
5
6どちらも
Snow Monkey

完全対応しているのは・Snow Monkeyです。

主に有料テーマは軒並ブロックエディタへの対応を強化しており、ブロックエディタではできないことはどんどん減ってきている印象です。

クラシックエディタはいつまでサポートされる?

ブロックエディタの登場直後、クラシックエディタはいずれサポートしなくなるという風にアナウンスされていましたが、その後公式に今後も当面の間サポートされ続けることが確定しました。

Classic Editor は公式な WordPress プラグインであり、少なくとも2022年まで、または必要なくなるまでの間、完全にサポート・保守されます。

公式サイト

ブロックエディタへの移行方法

クラシックエディタからブロックエディタへの移行

クラシックエディタからブロックエディタへ移行する方法は大きく3つです。

  1. クラシックブロックを少しずつ変換しながらブロックエディタに移行していく
  2. ブロックエディタに完全対応しているテーマを選び、一気に移行させる
  3. 既存サイトはそのままクラシックエディタを使い続け、新規サイトはブロックエディタに完全対応したテーマを使う

①と②は手間がかかり、③はコストがかかります。

どの方法も見栄えは現状のものが維持されます。

クラシックエディタに戻す方法

クラシックエディタに戻す方法

ブロックエディタに切り替えてみたものの、やはりまだかなり抵抗が強いという場合は無理をせずにクラシックエディタに戻しておきましょう。

先にクラシックエディタをインストールしておく必要があるため、プラグインの新規追加から検索して追加しておいてください。

<設定>→ <投稿設定> → 「すべてのユーザーのデフォルトエディター」をクリックし、<Classic editor>を選択してください。

複数名で運用していて勝手に変更することが難しい場合は、その下にある「ユーザーにエディターの切替を許可」を<はい>にして保存すると、ユーザーのプロフィール画面でエディタを選択できるようになります。

≫ 参考:WordPressの初期設定

まとめ:これから始めるブログはブロックエディタ対応テーマがおすすめ

私自身、ずっとクラシックエディタを使ってきたため、最初にブロックエディタを見た時の印象はものすごく悪いものでした。

なんだこれは、全く使えないポンコツではないか!、と。

しかし認識が一変したのはを使ってから。

テーマ側でブロックエディタの使い勝手を改良してくれていると、こんなにも使い勝手が良くなるのかと驚きました。

クラシックエディタではボックスを入れる際はショートコードで挿入していましたが、手打ちで見栄えの属性値を入力せねばならず、エディタ上でも再現されないので不便に感じていました。

SWELLに変更後はマウス操作だけで見た目を完全に再現することができるので非常に便利に使えています。

もし、ブロックエディタへの切替で悩んでいるならSWELLを一度検討してみることをお勧めします。

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